緩和ケア:本領発揮
ほうせんか病院の緩和ケアでは、各お部屋に一輪挿しのサービスをスタートしていますが、
少し余ったお花は、スカイコートのキッチンカウンターに飾っているのですが…
なかなかフェローでは綺麗に活けることができずに悩んでおりましたら、患者様のお一人が見かねて声を掛けて下さり「何やってるの、やったげよか」と器用に花瓶に飾りつけをしていただきました。
「未生流?小原流?」と聞くと「そんなん違う、私らは、独学流(笑)」と笑いながらポンポンと手際よく活けていかれる様子にフェロー皆で感心いたしました。
「昔はねえ、やれて当たり前!」と笑いながら、愉しそうにお話ししていただきました。
日頃は、車椅子で窓辺で静かに座っておられたり、ボランティアが入れるコーヒーをおいしそうに飲んでいる姿ばかりをお見受けしていましたが、花を生ける手際は目を見張るものがありました!
昔取った杵柄なのでしょうか。
愉しそうにされている姿を見て、私たちもとても嬉しくなった時間でした。