2月3日は節分ですね。節分に恵方巻きを召し上がる方も多いのではないでしょうか。
節分は季節の変わり目の前日のことを言います。邪気が入り込みやすいこの節目に、豆まきで厄払いをする風習があります。そして、恵方を向いて願いを込めた巻き寿司を食べると、縁起が良いと言われています。
2022年の恵方は「北北西」です。

「縁を切らない」や「福が途切れない」などの意味が込められて、巻き寿司を切らずに丸かぶりするのが、恵方巻きの特徴です。
恵方巻きの具材には、縁起の良い七福神に由来して7種類の具を使うことで、福を巻き込むと言う願いが込められているそうです。

うなぎ <長寿延命や病気を治す神:寿老人様>

どんどん上に登っていこうとするうなぎの姿からうまれた「うなぎのぼり」に通じて、『出世・上昇』、また長い姿から『長寿』

しいたけ <長寿や財産などをもたらす神:福禄寿様>

傘の形が陣笠に似ていることから『身を守る』、また神様のお供物とされたことから『元気・壮健』

卵焼き/伊達巻 <金運アップで商売繁盛の神:大黒天様>

黄金色から『金運上昇』、また伊達巻は巻物のように巻いてあることから『知識向上』

かんぴょう <縁結びや財福の神:弁財天様>

細長い形状から『長寿』、また具材を結ぶときに使用されることもあるので『縁結び』

桜でんぶ <笑門来福や夫婦円満、子宝の神:布袋様>

鯛などの白身魚をほぐして調理されていて、鮮やかなピンクは春と象徴とする桜色で『おめでたい』

きゅうり <漁業や福の神、商売繁盛、五穀豊穣の神:恵比須様>

その名前から『9つの利をもらたしてくれる』

高野豆腐 <勝負や財宝・知恵の神:毘沙門天様>

高野豆腐の原料は大豆であり、大豆には『邪気や魔よけ』の食材とされている

その他、エビには曲がった腰と長い髭から『長寿』、また脱皮を繰り返すことから『新しく生まれ変わり成長する』との意味があり使われることもありますね。地方のご当地食材やグルメを使った変わり種の太巻きや、お子さんの好きなエビフライ入りの巻きずしなどもよく見かけますよね。

小さなお子さんや高齢者に提供する場合は、誤嚥防止の為にカットしたほうが安全です。