寒さも緩み、春らしい陽ざしが嬉しい季節となってきましたね。
春といえば、桜ですね。桜の開花予想も気になる時期です。

今回は春の和菓子の定番「桜餅」についてです。
桜餅には、生地を小麦で作ったクレープのような「関東風」と、餅米を使った「関西風」があります。そのどちらにも、桜の葉っぱが巻かれています。葉っぱを食べるのかどうか、迷われる方もいるのではないでしょうか?

桜餅に巻かれている葉っぱは、オオジマザクラの葉が塩漬けされたものが使用されています。
香り付けや、乾燥を防ぐために巻かれているそうです。

塩漬けされた葉っぱには、クマリンと呼ばれる物質が生成されています。このクマリンが、桜餅独特の香りを生んでいます。
クマリンは肝機能を弱める働きを持っています。一方で、血流やむくみを改善する効果もあるそうです。
過剰摂取をしない限りは、安心して食べて良いそうです。

葉っぱのしょっぱさがあんこの甘さを引き立ててくれて美味しいと思う方もいれば、剥がした方が本来の桜餅の味と食感を楽しめると思う方もいらっしゃると思います。
特にルールは無いようなので、みなさんのお好みに合わせて召し上がってみてください。